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解説(指した人が居飛車なのか振り飛車なのかに分けて1手ごとに解説します。) 初手76歩について。 (居飛車)私は居飛車ですが、矢倉や角交換などで戦いたいので角道を開けます。または、居飛車であることを初手の段階では内緒にします。 (振り飛車)私は振り飛車なので、飛車の前の歩は突きません。角道を開けます。 第2手34歩について。 (居飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。先手が居飛車なら矢倉または角交換なども考えられます。私としてはそれらを拒否し横歩取り(横歩取らせ)または後手番一手損角換わりに誘導したいと思いますので、角道を開けることとします。また、私が居飛車ということはまだ内緒ですね。 (振り飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。私は振り飛車なので8筋の歩は突きません。角道を開けます。 第3手26歩について。 (居飛車)実は私は居飛車だったんですよ。飛車先の歩を突き、居飛車であることを明らかにします。 第4手54歩について。 (振り飛車)ご機嫌いかがですか? |
解説(初手から76歩 > 34歩 > 26歩 > 54歩まで進んだ局面の解説) 後手のゴキゲン中飛車 3手目の▲26歩を見て、4手目に5筋の歩をついたこの形は、いわゆる「ゴキゲン中飛車」という作戦の出だしです。「ゴキゲン中飛車」は専ら後手の戦法です。 5手目に先手が▲25歩をしたときには、△33角と受けずに△52飛と振ります。相手の飛車先を受けないで良いのでしょうか。もし次に▲24歩なら△同歩、▲同飛、△88角成、▲同銀、△33角打(飛銀両あたり)、▲28飛(飛車を逃げつつ銀を守る)、△26歩打(たらしの歩)、▲77銀、△22飛などの順が考えられ後手有利です。 また、5手目に先手の▲22角成りには△同銀▲53角打に対しては、△42角打ちとしますと、先手は馬を作れません。飛車先の歩を1つ突いてあるので、自分の角を引く場所が無いからです。 5手目に▲48銀には6手目△55歩と、5筋の位を取る手が考えられる。 |
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