将棋 初手から4手まで分析

  盤反転   拡大縮小






9 8 7 6 5 4 3 2 1





 
           
 
               
                 
               
 
             
図は76歩34歩68飛 > 62銀までの局面。

解説(指した人が居飛車なのか振り飛車なのかに分けて1手ごとに解説します。)

初手76歩について。
(居飛車)私は居飛車ですが、矢倉や角交換などで戦いたいので角道を開けます。または、居飛車であることを初手の段階では内緒にします。
(振り飛車)私は振り飛車なので、飛車の前の歩は突きません。角道を開けます。

第2手34歩について。
(居飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。先手が居飛車なら矢倉または角交換なども考えられます。私としてはそれらを拒否し横歩取り(横歩取らせ)または後手番一手損角換わりに誘導したいと思いますので、角道を開けることとします。また、私が居飛車ということはまだ内緒ですね。
(振り飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。私は振り飛車なので8筋の歩は突きません。角道を開けます。

第3手68飛について。
(振り飛車)飛車を振ります。角道を止めずに飛車を振ります。角交換が起こることも考えられます。

第4手62銀について。
(居飛車)いきなりの角交換からの角打ちにそなえて銀を上がります。

解説(初手から76歩34歩68飛 > 62銀まで進んだ局面の解説)

先手振り飛車、後手居飛車の対抗形
 振り飛車である先手の角道が開いているタイプの四間飛車である。先手は、後手の玉が42に来た時点で、先手から角交換をすることが考えられる。相手の角を取って成った22馬を相手の銀で取らせる狙いである。その後、先手からの45角打を受ける意味合いで、あらかじめ4手目に△62銀を指しておく。



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