将棋 初手から4手まで分析

  盤反転   拡大縮小







9 8 7 6 5 4 3 2 1






 
             
 
               
                 
               
 
               
図は76歩34歩22馬 > 同銀までの局面。

解説(指した人が居飛車なのか振り飛車なのかに分けて1手ごとに解説します。)

初手76歩について。
(居飛車)私は居飛車ですが、矢倉や角交換などで戦いたいので角道を開けます。または、居飛車であることを初手の段階では内緒にします。
(振り飛車)私は振り飛車なので、飛車の前の歩は突きません。角道を開けます。

第2手34歩について。
(居飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。先手が居飛車なら矢倉または角交換なども考えられます。私としてはそれらを拒否し横歩取り(横歩取らせ)または後手番一手損角換わりに誘導したいと思いますので、角道を開けることとします。また、私が居飛車ということはまだ内緒ですね。
(振り飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。私は振り飛車なので8筋の歩は突きません。角道を開けます。

第3手22馬について。
(居飛車)いきなり角交換します。

第4手22銀について。
(居飛車)銀で取ります。飛車で取ると5手目に▲65角打ちが考えられます。

解説(初手から76歩34歩22馬 > 同銀まで進んだ局面の解説)

筋違い角
 この後、5手目に▲45角と打つことが考えられる。すると、後手の34の歩と63の歩のどちらか一方は取られる事になる。後手としては、角成りを防ぎつつ63の歩を取られないように受ける手をさす。先手は▲34角として、歩を1つ得する。一方、後手は角を手持ちにして、いつでも好きな時に打つことができる。
 将棋盤にチェス盤の様に色をつけると、この角は、通常の色と異なる色の所に居るので、「筋違い角」と言われる。

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