将棋 初手から4手まで分析

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9 8 7 6 5 4 3 2 1





             
   
             
                 
             
   
             
図は76歩84歩56歩 > 54歩までの局面。

解説(指した人が居飛車なのか振り飛車なのかに分けて1手ごとに解説します。)

初手76歩について。
(居飛車)私は居飛車ですが、矢倉や角交換などで戦いたいので角道を開けます。または、居飛車であることを初手の段階では内緒にします。
(振り飛車)私は振り飛車なので、飛車の前の歩は突きません。角道を開けます。

第2手84歩について。
(居飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。私は居飛車なので飛車先の歩を突きます。先手が居飛車で矢倉・角換わりを希望している場合には、それに合意して受けて立ちます。もし相手が石田流で、75歩としたら、こちらは85歩として、先手の角を77に上げさせます。

第3手56歩について。
(振り飛車)相手の2手目が、△34歩ではなく△84歩であったため、こちらが石田流にはしにくいので、3手目に75歩は止めて中飛車にします。

第4手54歩について。
(居飛車)こちらも5筋の歩を突きます。先手の5筋の位取りを阻止します。

解説(初手から76歩84歩56歩 > 54歩まで進んだ局面の解説)

先手の中飛車
先手が石田流を指そうとしてこの初手▲76歩を指した場合に、後手が△84歩とすると、3手目に▲75歩は指しにくい。次に△85歩とされ、
▲77角と応じざるを得ず、以下△34歩となる。こうなると先手の飛車が7筋に回っても自分の角の陰になってしまうからである。
そこでこの2手目が指された場合に、石田流から方針転換して3手目の▲56歩として、先手が中飛車にすることが考えられる。
4手目△54歩には、5手目として▲58飛車と回る。



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