将棋 初手から4手まで分析

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図は76歩84歩56歩 > 85歩までの局面。

解説(指した人が居飛車なのか振り飛車なのかに分けて1手ごとに解説します。)

初手76歩について。
(居飛車)私は居飛車ですが、矢倉や角交換などで戦いたいので角道を開けます。または、居飛車であることを初手の段階では内緒にします。
(振り飛車)私は振り飛車なので、飛車の前の歩は突きません。角道を開けます。

第2手84歩について。
(居飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。私は居飛車なので飛車先の歩を突きます。先手が居飛車で矢倉・角換わりを希望している場合には、それに合意して受けて立ちます。もし相手が石田流で、75歩としたら、こちらは85歩として、先手の角を77に上げさせます。

第3手56歩について。
(振り飛車)相手の2手目が、△34歩ではなく△84歩であったため、こちらが石田流にはしにくいので、3手目に75歩は止めて中飛車にします。

第4手85歩について。
(居飛車)飛車先の歩をもう1回突いて、相手の角を77に上げさせます。

解説(初手から76歩84歩56歩 > 85歩まで進んだ局面の解説)

先手の中飛車・後手の居飛車
 先手が石田流を指そうとしてこの初手▲76歩を指した場合に、後手が△84歩とすると、3手目に▲75歩は指しにくい。次に△85歩とされ、▲77角と応じざるを得ず、以下△34歩となる。こうなると先手の飛車が7筋に回っても自分の角の陰になってしまうからである。
 そこでこの2手目が指された場合に、石田流から方針転換して3手目に▲56歩として、先手が中飛車にすることが考えられる。
 4手目△85歩には、5手目として▲77角と受ける。そののちに先手は飛車を5筋に振ることが考えられる。
 先手の作戦は主に中飛車であるが、角が77に上がった事を利用して、向かい飛車も考えられる。

同形のリンク集もご覧ください。

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