将棋 初手から4手まで分析

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9 8 7 6 5 4 3 2 1





 
           
 
               
                 
               
 
           
 
図は76歩84歩78金 > 32金までの局面。

解説(指した人が居飛車なのか振り飛車なのかに分けて1手ごとに解説します。)

初手76歩について。
(居飛車)私は居飛車ですが、矢倉や角交換などで戦いたいので角道を開けます。または、居飛車であることを初手の段階では内緒にします。
(振り飛車)私は振り飛車なので、飛車の前の歩は突きません。角道を開けます。

第2手84歩について。
(居飛車)先手の方は居飛車か振り飛車か、まだわかりませんね。私は居飛車なので飛車先の歩を突きます。先手が居飛車で矢倉・角換わりを希望している場合には、それに合意して受けて立ちます。もし相手が石田流で、75歩としたら、こちらは85歩として、先手の角を77に上げさせます。

第3手78金について。
(居飛車)3手目に▲68銀なら矢倉志向、▲26歩なら角換わり・横歩とらせなどになりやすいです。この▲78金の手の意味はやや難しいですが、飛車先の歩を突かずに金を上がって、相手の出方を見ます。矢倉や角換わりの場合には、この78金という手は、どっちみちあとあと指す手です。なのでそれを3手目に指しても、あとで矢倉や角換わりの手順に合流することも考えられます。矢倉や角換わりになった場合に、先手の飛車先がついていない点で通常の場合と局面が異なることがあります。また、この金は7筋への移動なので飛車の横も6筋までは止められていません。なのでこの次の相手の手によっては、こちらは振り飛車にすることもありえます。高田流といわれる手です。

第4手32金について。
(居飛車)では後手としても金を上げて一手様子を見ます。

解説(初手から76歩84歩78金 > 32金まで進んだ局面の解説)

3手目78金に後手も32金
角換わりや矢倉志向ならば、この金上がりはのちのち指す。後手も4手目32金と、急いだ手ではなく待ち意味の手なので、先手が作戦を選び、角換わりや矢倉に合流する可能性がある。
5手目の例として、
▲68銀として矢倉を指向。
▲26歩として角換わり。
▲56歩として中飛車など。



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